News Release
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- Jul.22, 2015
株式会社ジェー・キューブが次世代のデータストレージバックエンド「multiverse」をリリース
株式会社ポリゴン・ピクチュアズの子会社である株式会社ジェー・キューブが、multiverseをリリースしました。
multiverse とは、Alembic(http://www.alembic.io/)ファイルフォーマットに対する次世代のデータストレージバックエンドです。ポリゴン・ピクチュアズでも、Autodesk Maya(http://www.autodesk.com/products/maya)のプラグインとして使用しています。
MULTIVERSE — Alembic のための次世代ストレージバックエンド
multiverse はパワフルな分散ソースコントロールシステムである Git (https://git-scm.com)を使用し、コンパクトな履歴や自然なデータの重複排除、暗号を使用したデータ統合および SSH インターネットネットワークプロトコルなど、その革新的な機能を継承しています。また、代替ストレージタイムラインや、ブランチング、機能としての履歴、協働の可能性およびパブリッシングなど注目のワークフロー機能を使用しています。
multiverse は libgit2(https://libgit2.github.com)を利用しており、Alembic と API の互換性があります。SIGGRAPH 2015(http://s2015.siggraph.org)でも、https://github.com/j-cube/multiverse の GNU GPLv3 に、オープンソースソフトウェアとしてこの技術を公開する予定です。
評価版にご興味をお持ちの皆さま、support@j-cube.jp までぜひご連絡ください。
Multiverseについての詳細は、下記のウェブサイトにてご確認ください。
multiverse:https://github.com/j-cube/multiverse
株式会社ジェー・キューブ:http://j-cube.jp

MULTIVERSE — おもな機能
パフォーマンス
包括的なパフォーマンス(読み込み/書き込み/更新およびディスクサイズ)において Alembic のビルトイン HDF5(https://www.hdfgroup.org/HDF5)と「Ogawa」のバックエンドをしのぐ。シーン階層のどのエレメントにもすばやいアクセスが可能な設計。
バージョニング
Alembic ファイルを保存し、その上にさらに反復作業を保存。パラレルブランチを作成。ロールバック変更など。
コンパクトなデータ表現
ネイティブの Git ∆ デルタ圧縮を意図的に使用。その自然なデータ重複排除はフレームでも multiverse の履歴全体でも動作。
インターネットプロトコルおよび共有
Alembic ファイルをネットワークに保存、そして共有。共同作業が可能。SSH を通してのプッシュ/プル(パブリッシュ)。各 Alembic ファイルがリポジトリ。
TD フレンドリ
プロパティは、マニュアルやスクリプトでのアクセス用にテキストの JSON(http://json.org)ファイルとしてチェックアウトすることができる。GitHub(https://github.com)や、BitBucket(https://bitbucket.org)のような Git ウェブベースのソフトウェアを使ったシーンを検索してみてください。
暗号を使用したデータ統合
設計保証:どんなデータ破損も即時に判明。コンテンツに独自の暗号的ハッシュを使用。
オープンソースライセンシング
GNU GPLv3 以下でリリース。オープンソフトウェアとは自由に統合可。
※市販品との統合については株式会社ジェー・キューブまでお問い合わせください。
100% クロスプラットフォーム
64 ビットアーキテクチャ。Linux、Mac OS X および Windows で使用可能。
